Thursday, May 15, 2008

Keith Jarrett SOLO 2008 @Kanagawa Kenmin Hall 05/14/2008

2008年キースのソロ日本公演初日、横浜 芸術劇場大ホールに行ってきた。

キースのソロ公演は、初体験だ。
前回は、客席の携帯や咳払いにより、演奏が中断したそうだから、
聴く側のマナーが問われる。
会場入り口にもその辺の注意書きが大きく手書きのポスターが掲示さ
れていた。

携帯の電源を切って会場入リ。 席は、前から11列目の中央やや右寄りの
位置だった。
ステージには、ピアノ1台、そして、集音マイクがその周りに5台取り囲んでいる。

19:10すぎに、ゴールドのジレを着たキースが登場。


1曲目は、即興による40分間の演奏。
前半は、スペーシーで、フリーな展開、中盤にピアノを弦楽器のように
響かせる脅威のオーケストラ・サウンドを披露。
そして、速いパッセージのたたみかけるようなリズミックな演奏へと流れ、
最後は日本的?な穏やかで和やかなメロディで締めくくった。
。。。起承転結。。。名演だった!

(20分間のブレーク)

2曲目は、2パートからなるフリー・インプロビゼーション。
クラシカルなきらびやかな流れるような旋律が押し寄せる波のように
打ち寄せる。中盤、スローなバラードへと移行。。。そしてフリーな展開
のエンディングへとなだれこむ。。。なにかにとり付かれたように鍵盤
を縦横無尽に10指が走り回る。

一旦、キースは、ステージを後にし、2度ピアノの元に戻り、会釈する。
。。。が、 また、ステージ脇に戻ってしまった。
アンコールやらなってくれないのか?? と不安がよぎる。

3度目にピアノの横に来て、ようやく、ピアノの前に進み腰を下ろした。
そして、ピアノの左手に置かれたグラスの水を一口。。。すこし、キースが
おどけてみせ、会場に笑いがおこり、少し、緊張が緩んだ。

アンコール1曲目。。。ついに出ました珠玉のバラード。
あまりにも美しい演奏で、ため息が出るくらい酔いしれた。
1音1音が心に染み入る。。。会場も固唾を呑んでキースに集中している。
5分の陶酔の時間が終わり、溢れんばかりの拍手が鳴り止まない。

続いて、アンコール2曲目は、ブルース。
どこかで聴いた記憶があるような懐かしさを秘めた曲だった。

もう1曲聴きたいという会場の鳴り止まない拍手にキースが応えてくれた。
再度、グラスの手を伸ばしたところ、会場から「カンパイ」の声。
キースは、笑顔でリアクション。そして、なんとノーマイクでのMC。

Thank you all . . . .
I appreciate your . . . trust.
. . . trust is like my knowing piano.
 
なんて言っていたと思う。 前方席でキースの生声がきけてよかった!!

アンコール3曲目も、美しいバラード。
きらびやかな旋律が、陽光てらす春の小川を描く絵画ようだった。

そして、奇跡ともいえるアンコール4曲目。
なんとキースの演奏に手拍子がおこり、キースも途中2度演奏中断し
手拍子をする。。会場との1体感あるひとときが。。。
こんなことは、キース・ジャレットでは、聞いたことがない。

緊張からはじまり、感動で終わったステージ。。。最高の夜だった!!